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一粒万倍日(いちりゅうまんばいにち)

一粒万倍日(いちりゅうまんばいにち)とは

暦注(れきちゅう/日本のこよみに注意書きされる事項)の一種。
「いちりゅうまんばいび」とも呼ぶ。

「一粒の種子も蒔けば、万倍に増えた稲の粒が実る」意味。
十干十二支の組合せによってその日の吉凶を占う先日の一つ。
新しいことをスタートするのに良い日とされ、特に仕事始めや開業、種まき、お金の支出に吉。
しかし借金や借りを作ることは、苦労の種が増えるのでよくないとされる。
他の暦注と日が重なったとき、吉日と重なれば一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なれば半減するという。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいにち)の定め方(計算方法)

※一粒万倍日の計算方法はいろいろあってこれは一例です。

二十四節気の「節」で区切った「節月」と、十二支の日付で定める。
(「節月」は旧暦と異なり、閏月を設けない)

《節月と十二支の日付》
正月(立春〜啓蟄の前日):丑・午の日
二月(啓蟄〜清明の前日):酉・寅の日
三月(清明〜立夏の前日):子・卯の日
四月(立夏〜芒種の前日):卯・辰の日
五月(芒種〜小暑の前日):巳・午の日
六月(小暑〜立秋の前日):酉・午の日
七月(立秋〜白露の前日):子・未の日
八月(白露〜寒露の前日):卯・申の日
九月(寒露〜立冬の前日):酉・午の日
十月(立冬〜大雪の前日):酉・戌の日
十一月(大雪〜小寒の前日):亥・子の日
十二月(小寒〜立春の前日):卯・子の日

二十四節気は国立天文台のサイトで調べられます。
国立天文台 暦計算室
暦計算室 > 暦要項 >二十四節気(年度)

日の十干・十二支はこちらのサイトで計算できます。
こよみのページ>いろいろな暦計算

2010年(平成22年)の一粒万倍日
2011年(平成23年)の一粒万倍日


《関連ページ》
国立天文台 暦計算室
十干(じっかん)・十二支(じゅうにし)・干支(えと)@夏貸文庫

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[2010/08/04]
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