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■日本語の人称代名詞>三人称
三人称(他称)
会話の当事者以外(第三者)を指す代名詞。第三人称。他称。
かれ (彼) |
あれ。あのもの。古くは人をも人以外のものをもさした。人の場合、男女ともにさした。 |
かのじょ (彼女) |
(欧語の三人称女性代名詞の訳語「彼女(かのおんな)」から) あの女。その女。この女。 |
やつ (奴) |
卑しめていうとき、また親しみを込めて無遠慮にいうときに用いる三人称。 複数形は「奴等(やつら)」「奴原・奴儕(やつばら)」。 |
あやつ (彼奴) |
第三者をののしっていう語。あのやつ。あいつ。 |
あいつ (彼奴) |
(アヤツの転) 人を軽侮して、または無遠慮にいう時に使う三人称。あのやつ。あの者。また、「あれ」のぞんざいな言い方。 |
きゃつ (彼奴) |
(カ(彼)ヤツ(奴)の転) 敬意の極めて薄い他称。第三者を軽んじて、また友人に親しみをこめたりふざけたりして呼ぶ語。あいつ。 |
そやつ (其奴) |
人をののしっていう呼称。 |
そいつ (其奴) |
(ソヤツの転) 人を軽侮して、または無遠慮に呼ぶ語。その野郎。そのやつ。また、「それ」のぞんざいな言い方。 |
参考文献:『広辞苑 第五版』『新明解国語辞典 第五版』『類語選びの辞典』ほか。
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[2010/02/03]
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