2011年(平成23年/辛卯)の恵方(吉方)の方角

■2011年(平成23年)・辛卯(かのとう)の恵方
……丙〈ひのえ〉の方角:南南東



◆恵方(えほう)
吉方・兄方とも書く。明の方(あきのかた)とも言う。
歳徳神(とくしんじん/その年の福徳をつかさどる神)がいるとされる方角。
運勢判断において、その方角に向かって事を行えば吉(キチ)をもたらすとされる。
その年の十干(じっかん)によって決められる。
正月に恵方にある神社仏閣に参拝することを「恵方詣り(えほうまいり)」という。
節分の夜(立春の前夜)にその年の恵方に向かい、目を閉じて願い事を思い浮かべながらしゃべらずに太巻き寿司を丸かじりする「恵方巻(えほうまき)」という近畿地方の風習を、全国的に広めようとする宣伝活動が近年コンビニ業界などで行われている。


◆十干(じっかん)
甲〈きのえ〉・乙〈きのと〉・丙〈ひのえ〉・丁〈ひのと〉・戊〈つちのえ〉・己〈つちのと〉・庚〈かのえ〉・辛〈かのと〉・壬〈みずのえ〉・癸〈みずのと〉の総称。
木・火・土・金・水(もっかどごんすい)の五行(ごぎよう)を兄(え)と弟(と)に分けたもの。
十二支と組み合わせて干支(えと)を構成し、年月日・時刻・方角を表すのに使う。
■年の十干……恵方の方角
甲・己………………甲の方〔寅と卯の間、東微北〕
         (およそ東北東)
乙・庚………………庚の方〔申と酉の間、西微南〕
         (およそ西南西)
丙・辛・戊・癸……丙の方〔巳と午の間、南微東〕
         (およそ南南東)
丁・壬………………壬の方〔亥と子の間、北微西〕
         (およそ北北西)
※十干の方位は360度を十二支で12等分し、さらに2つに分けた24等分。
 西洋式の、東西南北を4つに分け16等分した方位とはズレがあります。
今年(平成23年/2011年)は辛卯(かのとう)の年なので、恵方は丙の方(南南東)。
立春は2月4日(金)。
節分はその前日の2月3日(木)。
年と十干十二支の対応表。
明治・大正・昭和・平成時代暦/西暦旧暦対照表(年号・干支付き)@夏貸文庫歴史03
十干(じっかん)・十二支(じゅうにし)・干支(えと)@夏貸文庫

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