ユーミンこと松任谷由実さんの30年前のヒット曲「ノーサイド」。
1984年12月1日発売のアルバム「NO SIDE」のタイトル曲。
ラグビーの試合をテーマにした名曲が、2013年12月1日、東京・国立競技場の関東大学ラグビー対抗戦・早稲田vs明治に集まった5万人近いファンと選手らの前で、ユーミン本人によって歌い上げられました。
>歌手の松任谷由実(59)が1日、国立競技場で行われた大学ラグビーの早大対明大の試合終了後にヒット曲「ノーサイド」を歌唱した。改修工事を控えた同競技場で行われる最後の早明戦を記念した「さよなら国立セレモニー」の一環。ユーミンは「厳しい練習の日々へのオマージュをささげたいと思います」とあいさつし、同曲を披露。選手と4万6000人超のラグビーファンを魅了した。
>超満員の国立競技場にユーミンの歌声が響き渡った。選手も一緒に歌を口ずさみ、早大の主将・垣永真之介は人目をはばからず涙を流した。
>2020年の東京五輪のために来年から改修工事に入る同競技場。名勝負を繰り広げてきた伝統の早明戦も、現在の国立では最後となる。
>試合後、記念セレモニーが行われ、両校のエール交換に続いてピッチに立ったユーミンは「本当に光栄に思っています。今、ここにいる選手の皆さん、すべてのラグビーOBの皆さんが必ずくぐってこられた厳しい練習の日々へのオマージュをささげたいと思います」とあいさつ。「ノーサイド・夏~空耳のホイッスル」の歌詞を朗読し、その後、夫でプロデューサーの松任谷正隆氏(62)の電子ピアノ伴奏で「ノーサイド」を熱唱した。
▽ユーミン、現国立最後のラグビー早明戦で「ノーサイド」熱唱:芸能:スポーツ報知
▽松任谷由実、国立で「ノーサイド」披露/芸能速報/デイリースポーツ online
▽ユーミン「ノーサイド」に5万人が泣いた – ラグビーニュース : nikkansports.com
29年前のヒット曲か。この試合に出場した大学生たちはまだ生まれていないんですね。
「ノーサイド」とはラグビー用語で「試合終了の合図」のこと。
ノー・サイド(NO SIDE)とは、試合が終わったらどちらの側(SIDE)も無くなり、敵味方なく健闘を称えあう仲間であるというラグビーの基本精神を表す言葉だそうです。
◇ノーサイド 松任谷由実 歌詞情報 – goo 音楽
◇~ノーサイド・夏~空耳のホイッスル 松任谷由実 歌詞情報 – goo 音楽
中学生の頃に聞いたときは、負けた選手を静かに励ます歌だと思っていました。
今改めて歌詞を考えてみると、勝ち負けに関係なく、もう選手としてグランドで試合をすることはない寂しさを歌っていたのですね。
ゴールを決めて何かを犠牲にして夢中で走った日々。二度と帰らない輝いた時間を忘れないために会場の空気を吸いこみ、精一杯戦った思いはゼッケンとともに後輩に受け継がれました。
この歌が発表されたときには生まれてなかった若者にも、ラグビーにかける思いが伝えられてきたことに感動します。
スポーツニュースで試合の結果を確認するだけでは、負けても得られる感動を知ることはできません。
勝ち負けの結果ではなく、精一杯戦う精神が大切なのです。
◇松任谷由実 – ノーサイド(from「日本の恋と、ユーミンと。」)
yumingbest – YouTube
(公式動画)
◇早明戦ユーミンノーサイド – YouTube
(2013年12月1日セレモニー観客撮影動画)