この本は、ロシア語とロシア文化にまつわる雑談を集めた語学エッセイです。
著者が学生時代にアルバイトで日本人旅行者やロシア人旅行者の通訳をした体験も役立っている。
不可解なロシア語の変化、日本人には理解しがたいロシア人の発想、ソ連時代の国情。
日本ではなじみが薄いロシア映画のDVD、日本で出版されたロシア語学習書なども紹介。
エッセイとしても面白いし、ロシア語がわかるとさらに面白い。
『ロシア語の余白』
黒田龍之助
出版社: 現代書館 (2010/12)
発売日: 2010/12/08
四六判ハードカバー:320ページ 横書き
商品の寸法: 19 x 13.6 x 3.2 cm
定価: 2200円+税
著者は1964年生まれのフリーランス語学教師。専門はスラヴ語学、言語学。NHKのテレビやラジオのロシア語講座の講師を務めたこともある。
《目次》
第1章 せめて文字だけは
第2章 違いが微妙すぎて
第3章 通訳は恋のキューピッド
第4章 乾杯の辞は照れずに
第5章 ドストエフスキーが苦手
◇現代書館
▽現代書館 : 書籍詳細|ロシア語の余白
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