金儲けの哲学書『金持ち父さん貧乏父さん』ロバート・キヨサキ+シャロン・レクター

『金持ち父さん貧乏父さん』Rich Dad, Poor Dad
副題:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
著者:ロバート・キヨサキ+シャロン・レクター
出版社:筑摩書房
分類:ビジネス書(自己啓発)
発売日: 2000/11/9
サイズ:四六判ソフトカバー/288ページ
価格: ¥ 1,680
商品の寸法: 20.6 x 15.4 x 2.4 cm
もう10年以上単行本で売れ続けているロングセラーの「金儲けの哲学書」。
運用するほどの資産を持たない人間には金持ちのうんちく話は関係ないと思っていましたが、少しお金の勉強をしてみようと読んでみたら非常に刺激を受けました。
著者のロバート・キヨサキは、ハワイ出身の日系アメリカ人の実業家。


読む前のイメージでは貧乏父さんは社会的に不適応の無能の人を想像していました。実際の貧乏父さんは、長い間教師をしていてハワイ州の教育局長までなったことのある、それなりに地位も収入もある真面目な立派な人物でした。しかし実際には自身の金銭問題には四苦八苦し、亡くなった後には借金が残りました。
決して贅沢をしているわけでもないけど、現代のアメリカなどの先進国では、収入の大半は税金で取られ、稼いでも稼いでも手元には残りません。だからこそ会社(法人)を作って必要経費で節税をするなどの工夫ができる金持ちがどんどんお金を貯められます。
著者と親友が、金持ち父さんの店でただ働きさせられたときに、頭を使ってお金を生み出すアイデアを思いつくところは、二宮金次郎が荒地を開墾して菜種を育て、夜に勉強するための明かりのための菜種油を入手する話を思い出します。
自分が持っている財産が金を生み出す「資産」か金を削り取る「負債」か見極めるのも目から鱗が落ちます。あらためて自分の持ち物を見直すと、何も生み出さないガラクタばかりなのに驚きます。
他人から与えられる「職業」と別に自分に決定権のある「ビジネス」を持つことの重要さは、いつ職業を失うかわからない不況の現代にはひしひしと実感します。会社に仕事が無くて解雇されたのに、いつまでも会社にしがみついて自分の首を絞めるみじめな生き方はしたくありません。自分で生きる道を探せる柔軟な思考を身に付けたいです。金持ちの人ほど新しい技術を勉強するのに貪欲です。貧乏人がぼんやりしている間に金持ちが金儲けのチャンスを生かしてどんどん格差が広がっていくのです。どちらになりたいか決めるのは自分自身です。
「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者 ロバート・キヨサキの【金持ち父さん日本オフィシャルサイト】

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